「汚染土埋設における地下水安全証明実験」現地報告会
福島原発事故による避難住民の早期帰還を実現するために、
放射能汚染土をその場で埋めて処理する「その場処理の深穴埋め方式」による除染実験を、
2013年12月に福島県飯舘村比曽地区で、地元住民の協力を得て開始しました。
この方式の最大の懸念事項の一つが、汚染土の埋設によって引き起こす可能性のある地下水汚染で、
それがないことを実験的に検証するため、「地下水安全証明実験」を行っています。
定期的に行っているこれまでの分析では、汚染土を適切に埋設した箇所の地下水は、
まったく放射能汚染されていません。地下水の分析結果は、その他の計測結果と合わせて実験現場に設置した看板に貼りだし、
通行する人は誰でも見られるようにしています。
2015年5月26日に、実験場所で2度目となる現地報告会を開催しました。
当日は、実験場所の放射線量を改めて実測し、看板に示す計測データとの照合なども行いました。
放射線量計確認の様子
除染実験の場所と実験データを掲示している看板