代表あいさつ
2020年5月26日
危険学プロジェクト終了について
プロジェクト代表 挨拶
日頃から危険学プロジェクトの活動に多大なるご支援・ご協力を賜り,心より感謝申し上げます.
さて,2007年4月より活動を開始した危険学プロジェクトは,2020年3月31日をもって終了いたしました.
この間,数多くの再現実験や実見(三現「現地・現物・現人」による調査),年度末報告会等の全体活動,
様々な分野にわたる分科会活動等を行い,所期計画以上の成果を上げることができました.これも偏に,
皆様の多面的ご支援・ご協力のお蔭であり,厚くお礼申し上げます.
これまでに得られた成果は,出版,学会誌への投稿,ラジオ・テレビ出演,講演,Web発信等を通して社会に伝達したほか,
“絶滅三種遊具(遊動円木,箱型ブランコ,回旋塔)”の新規開発・寄贈,小学校や幼稚園への出前授業等の実践活動も行って参りました.
これら13年間の活動を振り返って,2019年度末報告会で発表する予定で準備を進めて参りましたが,
新型コロナウイルスの流行で残念ながら報告会を中止せざるを得ませんでした.
ただ,「発表用に準備してきた資料のエッセンスをまとめた物」や「危険学として得られた知見の全体を俯瞰できる本」については,
自費出版も含め近いうちに上梓したいと思っておりますので,ご高覧いただけたら幸いです.
なお,幾つかの分科会は今後も自主的活動を行いますし,小生も危険学プロジェクトで得られた成果を,様々な媒体を通じて機会あるたびに社会に伝達していく所存です.
今後も引き続き,私どもの活動をご理解いただき,これまで同様にご指導・ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます.
最後になりましたが,皆様のご健康と一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます.
危険学プロジェクト
畑村創造工学研究所
代表 畑村 洋太郎
(東京大学名誉教授)
※プロジェクトの終了に伴い,今後HPの内容更新はしませんが,2年間(2022年3月31日まで)は閲覧できるように致します.