【7月3日】ドアプロジェクト大阪シンポジウムのお知らせ
7月3日開催 ドアプロジェクト大阪シンポジウム
〜ドアに潜む危険と安全への提言〜
昨年3月に六本木ヒルズで男児が自動回転ドアに挟まれて死亡するという痛ましい事故が起こった. 本事例に限らず,事故の処置において責任追及と原因究明とが混同されるために, 真の原因究明とそれによって得られた知識の伝達が行われず,同じ失敗が繰り返されている. そこで“ドアプロジェクト”の推進者(畑村)は一私人として“ドア”に潜む危険と安全化への指針を得ることを目的として, 本プロジェクトを実行した. 対象としたドアは建物に使われる開き戸・スライドドア・回転ドア・エレベータドア ・シャッタ, 自動車のドア,電車のドアなど“ドア”と 名の付くものすべてである.
実験の結果,大きな力が出るのは,回転ドア・開き戸の戸尻,シャッタなどであり, その発生メカニズムも衝撃力・てこ・自重など多岐に亘ることがわかった.また,実験の結果やドアの種類ごとに 蓄えられた知見を比較検討することによって,より多くの知見を得ることができた.
そこで,本“ドアプロジェクト大阪シンポジウム”において,得られた知見を皆さんにお伝えするとともに, 将来の安全のための指針を紹介したいと考えている.
(ドアプロジェクト代表 畑村洋太郎)
記
日時:2005年7月3日(日)13時〜17時30糞(開場12時30分)
場所:(財)大阪科学技術センター 8階 中ホール,小ホール
〒550-0004 大阪市西区靱本町1丁目8番4号(http://www.ostec-room.com/)
TEL.06- 6443-5324 FAX.06-6443-5315
アクセスマップ:http://www.ostec-room.com/html/access/access.html
費用:参加費無料,但し,当日お渡しする資料印刷費として2,000円が必要.
※クレジットカードの取扱いは致しません.現金のみの取り扱いとなります.
録画・写真撮影:一切お断り
主催:ドアプロジェクト
後援:特定非営利活動法人失敗学会,(株)畑村創造工学研究所
問合せ先:畑村創造工学研究所神田分室 ドアプロジェクト事務室
〒101-0047 東京都千代田区内神田3-17-10 神田テクノス2階
Tel: 03-3253-0231, Fax: 03-3253-0232
[ドアプロジェクト大阪シンポジウムは終了しました]
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【プログラム】
12:30 開場
13:00-13:30 《基調講演》 「ドアプロジェクトに学ぶ」
畑村洋太郎 ドアプロジェクト代表
13:30-13:40 休憩
13:40-14:20 《実証実験報告》「ドアプロジェクトの実験と結果」①講演
服部 和隆 ドアプロジェクト実験統括
((株)小松製作所研究本部 技術研究所)
14:20-14:30 休憩
14:30-15:30 《実証実験報告》「ドアプロジェクトの実験と結果」②DVD
服部 和隆 ドアプロジェクト実験統括
((株)小松製作所研究本部 技術研究所)
15:30-15:40 休憩
15:40-16:40 《総括》 「ドアプロジェクトで得られた知見」
〜安全なドアの実現のために〜
畑村洋太郎 ドアプロジェクト代表
16:40-17:00 質疑応答
17:00 閉会
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