「福島原発で何が起こったか・政府事故調技術解説」(日刊工業新聞社)における記載内容の訂正について(著者:淵上正朗、笠原直人、畑村洋太郎)
【訂正箇所】
全電源喪失下のベント作業には、「A/O弁にエアを供給するための電磁弁を駆動するには、バッテリーが必要であった」
という趣旨の記述が数か所ありますが、正しくは、バッテリーではなく可搬式の交流発電機が必要でしたので、訂正いたします。
事故時には、仮設照明用の小型発電機を所内から調達して電磁弁を励磁した、とのことです。
なお、SR弁の開操作にはバッテリーが必要であり、バッテリーの確保に手間取ったことが事故を深刻化させた重要な要因であったことに変わりはありません。