エレベータやエスカレータなどの身近な危険から,航空機や原子力発電などの巨大システムに関わる危険,さらに子どもたちの周囲や遊びの中に潜む危険などを実例の検証や実験で得られた知見によって示し,本当の安全を実現するには何が必要か図を用いて分かりやすく解説.
奇しくも,本書を執筆中の2011年3月11日に私たちの「生き方」の選択を迫られるほどの大災害「東日本大震災と、それに続く東京電力福島第一発電所事故」が発生した.
この史上最大の自然災害に対しどう対応すべきであったのか,被害を最小限に留めるために何ができたのか,これから何をすべきなのかを緊急提案の形で示す.
同シリーズに2006年出版の「図解雑学 失敗学」(畑村洋太郎著)がある. |