本書は大正から昭和初期にかけて活躍した物理学者「寺田寅彦」が 多く残した随筆の中から災害に関するものを集めて再構成し, 畑村が東日本大震災にも言及しながら解説を加えたものである.
古い時代に書かれた寺田の随筆には 今とは状況や事情が大きく違っている部分があるが, ものの見方や示唆に富んだ考えは現代の問題を考えるときにも大いに参考になる.
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